独電力大手RWEは9月1日、オランダ海洋エネルギーセンター(DMEC)主導の欧州全域規模の海洋エネルギープロジェクト「EU-SCORES」を通じ、ハイブリッド型海洋エネルギーパーク開発を開始したと発表した。同プロジェクトは、4,500万ユーロ(約586億円)規模。欧州グリーン・ディール政策で3,480万ユーロ(約453億円)の融資を受け、2025年までに欧州全域での展開を目指す。
同プロジェクトには、オランダ海洋エネルギーセンター(DMEC)、RWE、オーシャンズ・オブ・エナジー、SBMオフショア、POMウェスト・フラーンデレン、コーパワー・オーシャン、Enel Green Power、RINAオフショア・コンサルタンツ、INNOSEA、EDP Labelec、Exceedence、Western Star Wave、デルフト工科大学、ウプサラ大学、ラッペーンランタ・ラハティ工科大学、INESC TEC、WavEC Offshore Renewables等が参画している。
同プロジェクトでは、洋上風力、太陽光、潮力を組み合わせ、継続的な発電可能性を実証。複数の再生可能エネルギー発電で、より安定した電力供給、豊富な設備容量、コスト削減を実現する見込み。オランダ電力・ガス大手オーシャンズ・オブ・エナジーは、設備容量3MWの洋上太陽光発電と着床式洋上風力発電所をベルギー沖で展開。スウェーデン電力大手コーパワー・オーシャンは、設備容量1.2MWの潮力発電アレイと浮体式洋上風力発電をポルトガルで実施する。
今後の実証では、発電効率改善により必要な海洋スペースを縮小。養殖、漁業、航路、環境保護区域等への影響を抑制できることを明らかにしにいく。
【参照ページ】EU-SCORES Project aims to deliver ‘world-first’ bankable hybrid offshore marine energy parks
【画像】RWE
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