ロシアのウラジミール・プーチン大統領は10月13日、モスクワで開催されたロシア・エネルギー・ウィーク会議でのスピーチで、2060年までにカーボンニュートラルに実現すると宣言した。実現すると中国及びインドと同様に2060年カーボンニュートラルとなる。
ロシアは、二酸化炭素排出量で、中国、米国、インドに次ぐ世界第4位。プーチン大統領は、最近まで気温上昇による社会・経済リスクを否定していたが、近年の国際的な動きの中で、ついにカーボンニュートラルを宣言するまでに姿勢を転換した。今回ロシアがカーボンニュートラルを宣言したことにより、排出量の多い世界10カ国のうち、8位のイランを除く9カ国が全て宣言をした。
プーチン大統領は6月に、気候変動戦略の策定を指示。7月にはグリーンプロジェクトと二酸化炭素排出量取引制度を創設する気候法にも署名している。
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