英化学大手ヴィータ・グループは11月11日、独化学大手エボニックと提携し、フレキシブル・ポリウレタン(PU)成形物をケミカルリサイクルする技術を共同開発すると発表した。Vita Groupはポリウレタン生産大手で、事業のサーキュラーエコノミー化を進めている。
欧州軟質ポリウレタンフォームブロック製造者協会(EUROPUR)のレポートによると、欧州だけで毎年約4,000万枚のマットレスが廃棄されており、その大半が埋立処分。これにより、毎年300kt以上のPUフォームを含む600kt相当の廃棄物が発生しているという。ケミカルリサイクル技術が開発できれば、軟質PUフォームやPUフォームを使用したマットレスに使用される主な構成材料の廃棄物を大幅に削減できる見込み。
エボニックは、ポリウレタンフォームの製造に使用される重要な添加剤を供給する世界大手。ヴィータ・グループは現在、エボニック社の加水分解プロセスから得られた再生ポリオールを原料として製品生産する実証を行っている。
【参照ページ】The Vita Group partners with Evonik for pioneering efficient polyurethane mattress recycling process
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