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【韓国】LG電子、自動車5Gテレマティクスで攻勢。欧州メーカーへの採用も決定

 電気電子世界大手韓国のLG電子は2月25日、欧州の高級自動車メーカーに5Gテレマティクス・ソリューションを供給する契約を締結したと発表。同分野で世界市場をリードする姿勢を示した。

 テレマティクスとは、自動車等の移動体に通信機器を搭載しサービス提供する形態のこと。同社は、通信機器や車両部品を組み合わせ、モジュールとして自動車メーカーに販売する戦略を進めている。

 同社の5Gテレマティクス・ソリューションは、V2X(Vehicle to Everything)システム、ハードウェア&ソフトウェア・パッケージ、車載通信ゲートウェイまでを統合し、高いコネクティビティと安全性を実現。特に、同社のLGの5G-V2X技術は、レベル4の自律運転の基準に急速に近づいており、より安定した車両データ伝送速度を実現できるという。また、GNSS(Advanced Global Navigation Satellite System)と呼ばれる高精度測位技術により、高速走行時でも車両の位置を40cm以内に正確に特定することができる。

 他にも、 デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)技術を採用し、コネクテッドカーと自律運転機能を同時にサポート。車内エンターテイメントサービスも可能にする。5Gモジュールは、性能が大幅に向上した3GPP(3rd Generation Partnership Project)を搭載。新デザインのフラットアンテナも採用。

 同社は今回、市場調査会社の予測として、2026年までに世界で約6,700万台の新車にテレマティクス機能が搭載されるとの情報を紹介。2021年登場したばかりの5Gテレマティクス通信モジュールは、2026年までに車両テレマティクス市場全体の25%以上を占めると予想されている。現在同社の5G特許は、世界の10%を占め、世界第2位。

 一方、同社は2月23日、太陽光発電パネル生産事業からの撤退を発表。価格競争の激化や原材料の高騰等を理由に上げた。販売済み製品のサポートは一定期間続ける。生産はサポートに必要な在庫を確保した上で、6月30日に工場が閉鎖となる。

【参照ページ】LG Electronics LG Bolsters Leadership in 5G Vehicle Connectivity
【参照ページ】LG Electronics LG to Close Solar Panel Business

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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