【アメリカ】連邦政府、3州政府の民主党議員と中絶の権利巡る意見交換。共和党との政治対立激化。

　米大統領府（ホワイトハウス）は6月3日、ジェニファー・クライン・ジェンダー政策協議会ディレクターとジュリー・チャベス・ロドリゲスホワイトハウス政府間担当ディレクターが、カンザス州、ルイジアナ州、ノースカロライナ州の民主党の州議会指導者と、中絶の権利を巡る意見交換会を開催した。

　現在、各州では、中絶の権利を剥奪する法案制定が進んでいる。カンザス州では、州最高裁判所が、中絶の権利はカンザス州憲法によって保障されるとの判決を2回下し、8月2日から中絶権利剥奪州法案の州民投票に入る。ルイジアナ州議会でも、女性の権利を弱体化させる複数の法案が提出中。ノースカロライナ州議会でも同様に中絶の権利を脅かす動きが出ている。いずれも地場で共和党が強い共和党州。

　ホワイトハウスは、中絶の権利を確保しつづ受けるため、各州議会の民主党指導者との連携を強化する考え。

【参考】【アメリカ】企業CEO180人、米国複数州での中絶禁止の動きに反対の意見広告掲載 人材戦略に悪影響（2019年6月14日）

【参照ページ】Readout of White House Meeting with State Legislative Leaders on Reproductive Rights

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