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【国際】ユミコア、中国でFCV向け電極触媒工場建設。EVでは全固体電池の性能向上で出光興産と提携

 ベルギー金属大手ユミコアは6月22日、中国常熟市に大規模な燃料電池自動車(FCV)用電極触媒工場を建設すると発表した。燃料電池自動車は、主に長距離走行の大型自動車の市場で急成長することを見込む。

 同工場は、2024年末までに稼働予定。同社プロトン交換膜(PEM)燃料電池用の電極触媒を生産する。同社はすでにドイツと韓国に生産・研究開発拠点を設けているが、中国に大規模工場を建設することで2030年までに生産能力を12倍にまで拡大していく考え。

 同工場では、サーキュラーエコノミー型の生産も目指す。燃料電池触媒をリサイクルし、プラチナ等の金属を燃料電池触媒の生産に再利用する。これによりスコープ3排出量を削減する。

 さらに同社と出光興産は6月22日、電気自動車(EV)市場向けの正極材料と固体電解質を融合した新たな高性能材料の共同開発を開始することも発表した。今後、全固体電池の性能向上が追求される中、固体粒子同士の密着性確保は極めて重要。両社の知見を持ち寄る。

 同提携では、ユミコアが、電気自動車(EV)等に必要なリチウムイオン電池に使用する正極材料を製造。出光興産が、全固体リチウムイオン電池の要となる固体電解質の開発を進める。

【参照ページ】Umicore to build large-scale fuel cell catalyst plant in China to cater for accelerated hydrogen clean mobility growth"
【参照ページ】Umicore and Idemitsu to jointly develop high-performance solid-state battery materials
【参照ページ】Umicore社と全固体電池向け高性能材料を共同開発
【画像】Umicore

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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