欧州保険・企業年金監督局(EIOPA)は7月11日、「プライス・ウォーキング」を含めた差動価格設定行為に関する監督指針の案を発表。10月7日までパブリックコメントを募集する。
「プライス・ウォーキング」は、保険商品販売に際し、リスクやサービスコストとは関係のない行動データを補足し、保険引き上げの許容度を予測。保険更新時に特定の保険加入者に対し、保険料の引き上げを実施する商慣習のこと。
EIOPAは、差動価格設定行為は、リスク及びサービスコストが同等の消費者が、異なる保険料を請求される可能性があり、消費者の不当な扱いにつながるとの見解を披露。特に高齢者等の社会的弱者に不利益となるおそれがあるとした。EIOPAは、販売促進等での一定の割引行為は認めているが、差動価格設定は許容範囲を超えているとの見立て。
【参照ページ】EIOPA seeks input on supervisory statement on differential pricing practices
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