ブリヂストンは8月10日、タイヤ原料の天然ゴムの安定確保に向け、同社がインドネシアに保有する天然ゴム農園の生産性向上のため、2,670万米ドル(約35.5億円)投資すると発表した。2035年時点での収量を2022年計画比で倍増させる。
今回の投資では、ゲノム解析で選別した優良種(エリートツリー)の導入、天然ゴムの原木の樹齢や植林サイクルを踏まえた計画的・継続的な植林、人工知能(AI)画像診断での病害対策、ビッグデータ活用での植林計画最適化等を進める。
また地域コミュニティ支援として、小規模農家向けのパラゴム苗木の配布、生産性向上に向けた技術支援、同社クリニックの地域住民への開放、新型コロナウイルス・ワクチン接種、農園の一部の学校用地としての提供、学習パソコンの寄贈等も行う。
同社は、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)等を掲げた「Bridgestone E8 Commitment」を設定しており、今回のアクションは持続可能な原材料調達の一環。
【参照ページ】ブリヂストン東南アジアの天然ゴム農園へ投資を強化
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら