米ジョー・バイデン大統領は9月2日、ジョン・ポデスタをクリーンエネルギー革新・実施担当の大統領上級顧問に任命し、アリ・ザイディを大統領補佐官・国家気候アドバイザーに昇格させる人事を発表した。
ポデスタ氏は、インフレ抑制法に基づき、クリーンエネルギーおよび気候に関する事項を統括。大統領の国家気候タスクフォース議長も務める予定。同氏は、独立系の超党派政策機関「アメリカ進歩センター」の創設者で、現在も理事長を務める。同時に、クライメート・ワークス財団の理事長、Climate Jobs National Resource Centerの理事も務めている。クリントン政権では大統領首席補佐官を務め、オバマ政権では大統領顧問(Counselor)として政権の気候政策とイニシアティブの調整を担当。2008年にはオバマ大統領の政権移行チームの共同議長も務めた。国連事務総長による「ポスト2015年開発アジェンダに関する有識者ハイレベル・パネル」のメンバーも務めた。
ザイディ氏は、大統領副補佐官兼国家気候アドバイザー補佐から、大統領補佐官・国家気候アドバイザーに昇格。国家気候タスクフォース副議長に就任する予定。同氏は、オバマ政権時代にも気候変動とエネルギーに関するアドバイザーを務め、ニューヨーク州では気候政策・財政担当議長およびエネルギー・環境担当副長官も務めていた。
一方、大統領補佐官・国家気候アドバイザーで、国家気候タスクフォース議長も務めていたジーナ・マッカーシー氏は離任。マッカーシー氏は、オバマ政権で環境保護庁長官(EPA)を務め、バイデン政権のインフレ抑止法の立役者だった。マッカーシー氏は、68歳で高齢を理由に、1年前から離任を検討していていたが、インフレ抑止法の成立まで任を続けていた模様。
【参照ページ】President Biden Announces Senior Clean Energy and Climate Team
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