トヨタ自動車は9月23日、ロシアでの生産拠点であるロシアトヨタのサンクトペテルブルク工場(TMR-SP)での生産事業を終了すると発表した。同工場は、3月4日から部品調達ができなくなり、操業を停止していた。日本の自動車大手でのロシアからの生産撤退決定は同社が初。
同社は今回、トヨタが目指すものづくりが半年が経過しても再開できる可能性が見い出せず、ロシアの従業員向けの処遇にも影響が出ることから、生産終了に踏み切ったと説明。従業員には、最大限の支援を提供する計画という。
さらにマツダに関しても9月25日、ロシアでの生産を終了する方針であると報じられた。現地の生産合弁先企業ソラーズと協議に入った模様。日産自動車は、サンクトペテルブルク工場の稼働停止期間を当初の9月末から12月末に延長することを決めている。本田技研工業は、ロシアに生産工場を持っておらず、ロシアに輸出・販売する体制を採っていたが、すでに3月にロシアへの輸出一時停止を決めている。
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