豊田通商、ヴェオリア・ジャパン、小島産業の合弁出資会社プラニックは10月11日、国内最大級のプラスチックリサイクル工場が本格稼働を開始したと発表した。生産能力は年間リサイクル量40,000t、再生素材生産量32,000t。
静岡県御前崎に誕生した同工場では、産業用や家庭廃棄物が混在した混合プラスチックを原料とし、再生素材を生産する。これまで日本では熱回収されてきた廃棄物を物質循環させる。活用される技術は、米URRCが開発し、ヴェオリアが保有している「ハイブリッドUnPET法」とみられる。同技術は、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルを組み合わせた新たなリサイクル手法。
プラニックは2018年に創業。ヴェオリア・ジャパンが、エンジニアリングマネジメントとプラントオペレーションサポート、自治体からの原料調達を担当。豊田通商は、使用済み自動車や家電由来の原料調達、製品樹脂の販売サポート担当。小島産業は、自動車部品製造会社として、樹脂コンパウンドおよび自動車用部品生産技術を提供する。
また豊田通商は10月24日、ウツミリサイクルシステムズや中央倉庫等と合弁で設立した豊通ペットリサイクルシステムズが、ペットボトルの水平リサイクル工場が滋賀県日野町で稼働を開始したことも発表している。豊通ペットリサイクルシステムズは2020年に創業。生産能力は、PETボトル用樹脂を年間約4万t。マテリアルリサイクルを行う。
【参照ページ】国内最大級のプラスチックリサイクル工場 プラニック御前崎工場が本格稼働開始
【参照ページ】ペットボトルの水平リサイクル工場が本格稼働開始
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