食品世界大手スイスのネスレと食品世界大手米カーギルは3月29日、環境NGO米魚類野生生物財団(NFWF)に対し、1,500万米ドル(約20億円)を拠出すると発表した。畜産飼料でのリジェネラティブ農業への転換を進める。米国でのリジェネラティブ農業アクションでは最大規模となる。
3者は、米国のグレートプレーンズ、マウンテンウエスト、中西部、南東部の15州以上でアクションを展開。農家と各地域の環境NGOの連携を実現し、農地管理、水管理の改善、野生生物の生息地再生を支援していく。
今回のアクションでは、米連邦政府からも1,500万米ドルの追加資金が投入され、今後5年間で合計3,000万米ドルの原資を確保。数千人の農家を対象としていく。展開農地は6,880km2を目安として示した。全体で二酸化炭素を84.5万t吸収できる見込み。
農家への第一弾助成金は、4月に発表予定。応募するとリジェネラティブ農業に転換するための技術的・資金的支援が受けられる。
【参照ページ】Nestlé and Cargill team up with the National Fish and Wildlife Foundation to support sustainable grazing practices across 1.7 million acres in the U.S. over the next five years
【画像】Cargill
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