消費財世界大手英ユニリーバは7月26日、同社洗剤ブランド「Dirt Is Good(Persil)」と「Robijn」で、マス市場向けとして同社初の薄紙形態状洗剤(ランドリーシート)を上市すると発表した。
ランドリーシートは近年、消費者の間で人気が高まっており、ネット検索数が米国で116%増、英国で129%増を記録。ユニリーバの調査によると、性能の高さと容易に使用可能な点が人気の背景にあるという。消費者は、洗濯物量に応じた洗剤投入量をランドリーシートの使用枚数で調整でき、紙のため保管スペースを取らず、容易に持ち運びもできる。
今回同社が開発したランドリーシートは、有効成分を含む液体、水、空気を混ぜ合わせ、乾燥させて生産。添加された空気成分によって非常に多孔質になっており、その多孔性により、シートは15秒以内に溶解し、20度という低温でも残留物を残さず溶ける。また植物由来で生分解性の高い成分を配合した。
さらに包装では、リサイクル可能な紙箱を採用。従来製品比80%の軽量化を実現した。
また同製品は、ランドリーシートが課題としていた液体・カプセル洗剤比で香りが長続きしない点の克服に注力。徐放性フレグランス・テクノロジーで、洗濯後の香りの保持を実現した。
「Robijn」ブランドのシートは、今年初めにオランダの店頭とオンラインで発売。「Persil」ブランドのシートは7月からアマゾンで独占販売され、2024年には他のeコマースや食料品チャネルにも拡大する予定。
【参照ページ】Unilever brings innovation to laundry sheets in mass market first
【画像】Unilever
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