36ヶ国・地域政府は12月1日、重工業のカーボンニュートラル化を加速するためのハイレベル・フォーラム「気候クラブ」を正式発足した。COP28の期間中に2024年に向けた共同作業計画を策定する。
気候クラブの共同議長はドイツとチリ。他の加盟国は、日本、米国、カナダ、英国、EU、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ルクセンブルク、オーストリア、アイルランド、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、スイス、ウクライナ、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、カザフスタン、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、コロンビア、コスタリカ、ケニア、モザンビーク、モロッコ、エジプト、バヌアツ。国際エネルギー機関(IEA)と経済協力開発機構(OECD)が暫定事務局を務める。
気候クラブの加盟国は、気候変動緩和に関連し野心的で透明性の高い政策についての評価やベストプラクティスを共有し、政策の有効性と経済的影響についての共通理解を進める。最初の焦点は、鉄鋼とセメントを対象に、政策主導的な市場を拡大し、カーボンニュートラルでの産業生産を既定の業界慣行とすることを目指す。各国のスタート地点や戦略が異なることを認識した上で、新興国や発展途上国における産業のカーボンニュートラル化を可能にする環境改善の協力も進める。
気候クラブは、政府間の交流に重点を置く一方、アカデミア、シンクタンク、NGO、企業の関係者や専門家も巻き込んでいく
【参照ページ】IEA supports faster industrial decarbonisation through new Climate Club
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