国際ESG不動産評価機関GRESB(グローバル・リアルエステイト・サステナビリティ・ベンチマーク)と健康ビルディングWELL認証管理団体米IWBIは12月19日、社会サステナビリティを加速させる戦略的パートナーシップを締結した。機関投資家の間で、ESGのSへの関心が高まっていることを受け、連携を強化する。
GRESBとIWBIは、以前から協働を開始している。GRESBは近年、環境サステナビリティだけでなく、社会サステナビリティを含めたESG全般での評価体制を強化している。一方、健康ビルディング分野での評価手法を確立させてきたIWBIは、機関投資家への影響力の大きいGRESBと組むことで、自身の存在感を拡大しようとしている。
【参考】【国際】GRESBとIWBI、GRESB不動産とWELL認証の整合性分析を実施。相互取得推奨(2020年8月9日)
今回の戦略的パートナーシップでは、Sの側面について、健康、公平性、ウェルビーイングの3つを例示。機関投資家、企業、不動産管理会社(PM)が、社会的パフォーマンスを投資エンゲージメントプロセスに統合するためのガイダンス等を開発していく。機関投資家が、GRESBとIWBIの双方から有用なS関連データを抽出するためのガイダンス等も作成していく考え。GRESB不動産評価のデータを活用し、パフォーマンス指標を備えた社会サステナビリティ・ダッシュボードも共同製作する。
さらに、ステークホルダーを招集し、社会サステナビリティの要素や変革を支援するベストプラクティスや報告構造も探る。
【参照ページ】IWBI and GRESB Announce Partnership to Accelerate Social Sustainability
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