国際的な携帯電話通信業界団体GSMアソシエーション(GSMA)は12月6日、中東・北アフリカ(MENA)における携帯電話の経済効果を分析した報告書を発表した。
今回の発表は、同地域のモバイル経済に関する最新動向や今後の成長分野に関して分析したもの。同地域における5Gネットワークの経済効果がGDP全体の13%相当の600億米ドル(約8.5兆円)となると予測した。
同報告書では、同地域における携帯電話サービス加入者数は現在の4.2億人から2030年には5.5億人、モバイルインターネットの利用者数は現在の3.3億人から2030年には4.3億人に増加すると報告。商用5Gサービスは同地域の9つの市場で23の事業者がサービスを開始しているが、北アフリカでは全ての国で周波数帯の割当が開始されておらず導入が遅れている。2026年までは4Gが全体の接続数の55%を占め、2030年には5Gが全体の接続数の50%になると予測した。
(出所)GSMA
5G専用の装置と基地局を利用する5G SA(StandAlone)や、5Gの機能を拡張させ安定性と容量、通信速度を高めた5G-Advancedに対する投資が拡大している。サーキュラーエコノミーへの移行も加速しており、リサイクルやトレーサビリティの強化に関する企業の事例を報告した。
【参照ページ】GSMA M360 MENA COMMENCES IN RIYADH AS NEW REPORT CONFIRMS 5G IS DRIVING GDP GROWTH IN THE REGION
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