
フィンランド石油化学大手ネステとSystemiqは8月14日、石油化学業界に関する新たなホワイトペーパー「カーボン・スチュワードシップ-プラスチック・化学産業の新たな指導原則」を発表した。石油業界では、「脱炭素化」よりも「脱化石化(Defossilisation)」を目指すべきと提唱した。
同ホワイトペーパーは、石油化学業界がカーボンニュートラルを目指す上で、炭素関連素材を一切使わない「脱炭素化」ではなく、化石燃料由来の素材を廃止する「脱化石化」が重要と主張。リサイクルやバイオマス等の再生可能炭素を活用したサーキュラーエコノミーにスポットライトを当てるべきと伝えた。
そのため、完全なゆりかごから墓場まで(Cradle-to-Grave)のライフサイクル分析を重視し、サーキュラーエコノミー型の化学物質とプラスチックが気候に与える好ましい影響が明らかになるとした。使用済み製品の排出削減も現状は過小評価されているとした。
【参照ページ】A new guiding principle for the plastic & chemical industry
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