
すかいらーくホールディングス、ニチレイ傘下のニチレイフーズ、農林中央⾦庫、TOWINGの4社は、「インセッティングコンソーシアム」を設立したと発表した。カーボンインセットを通じた、温室効果ガス排出量スコープ3削減で連携する。
今回のコンソーシアムでは、TOWINGが高機能バイオ炭を用いて創出されたJ-クレジットを、業務提携先の農林中央金庫を通じ、企業に販売していく。現段階では、サプライチェーン外で創出されたカーボンクレジット購入を通じた持続可能な農業の支援の段階でカーボンインセットではないが、将来的にはサプライヤーとの調整を経て、カーボンインセットに向けた試行を進めたい考え。
【参考】【国際】SBTi、スコープ3削減目標手法改訂で方向性。カーボンインセット模索。オフセット検討せず(2024年8月5日)
TOWINGは現在、バイオ炭の農地施用方法論(メソドロジー)「AG-004」を用いて、J-クレジットを創出している。TOWINGが生産・販売している「宙炭」は、植物残渣、食品加工残渣を原料とし、土壌微生物群を付着させることにより有機肥料の利用効率の高い農地土壌づくりを実現している。
同コンソーシアムは、カーボンインセットの考えに賛同する企業からの加盟を今後も募集していく。
またTOWINGは9月9日、カーボンクレジットの予約販売に関するビジネスモデル特許の国内登録を完了した。同ビジネスモデルでは、カーボンクレジットの販売者が、購入者に対してカーボンクレジットの購入予約を受付け、1つもしくは複数のカーボンクレジットの創出プロジェクトを調整したり、組み合わせたりすることで購入予約分のカーボンクレジットを用意し、創出プロジェクトと購入者の取引を円滑にサポートをする際に活用するというもの。同社は、同ビジネスモデル特許の海外登録も目指す。
【参照ページ】【プレスリリース】「インセッティングコンソーシアム」設立について
【参照ページ】【プレス】カーボンクレジットの予約販売・創出に関するビジネスモデル特許を国内登録完了、海外登録に向けた活動に移行
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