
飲料世界大手英ディアジオの北米法人は10月23日、ドイツ物流大手DHLグループ傘下のDHLサプライチェーンとともに、燃料電池(FCV)トラック2台を米国での輸送に活用する計画を発表した。
両社は今回、米燃料電池自動車(FCV)開発ニコラのFCVトラック「クラス8」を米イリノイ州プレーンフィールドにあるディアジオ社内に配備する。クラス8は1回の燃料補給で最大805kmの走行が可能。ディーゼルトラック2台をFCVトラックに転換することで、温室効果ガス排出量を80%削減できる見込み。また水素補給は、二コラの水素生産・流通関連製品ブランド「HYLA」のモジュール式燃料補給機で行う予定。
3社は今回、同州で初稼働となるFCVトラックの導入にあたり、18ヶ月以上にわたり協働。重要な運用パラメータの確認、実際の運用条件下での試運転、水素燃料補給設備の運用許可の取得等を行った。
ディアジオは、2030年までにスコープ1、2で、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目標として掲げており、今回のFCVトラック導入もその一環。
【参照ページ】DHL Supply Chain and Diageo North America Power Up Sustainability Partnership with Deployment of Hydrogen Fuel Cell Trucks
【画像】Diageo
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら