
容器・包装世界大手スイスのテトラパックとフランス乳製品大手ラクタリスは10月29日、使用済み牛乳パックをケミカルリサイクルし、新たに牛乳パックを製造したと発表した。牛乳パックの100%クローズド・ループ・リサイクルは世界初。
今回のプロジェクトでは、テトラパックは、同社の紙容器「Aseptic 1000 Slim」でクローズド・ループ・リサイクルを実現し、ラクタリスがスペインで販売している乳製品シリーズ「Puleva」で活用した。マスバランス方式で100%リサイクルを実現しているため、実際には、ケミカルリサイクルされたポリマーは、再生素材とバージン素材の混合構成となっている。ISCC PLUS認証を取得済み。
ラクタリスは、今回のプロジェクトの成功を受け、認証再生ポリマーを使用した牛乳パックを採用する乳製品を順次拡大していく考え。テトラパックの調査によると、消費者の78%がプラスチック廃棄物が環境に与える影響を懸念しており、29%が過去1年間に再生素材で包装された製品の購入を増やしたという。
テトラパックは、2030年までにEUにおける飲料用カートンの有効リサイクル率を70%以上に引き上げることや、同年までに世界全体で飲料用カートンの関連する各国内及び国際的なリサイクル可能性基準に準拠することを目標として掲げている。同目標に向け、今後5年から10年間で年間1億ユーロ(約165億円)を投資していく計画。
【参考】【スイス】テトラパック、包括的なTNFD目標策定。サプライチェーンも対象(2024年5月28日)
【参照ページ】Tetra Pak and Lactalis shape the future of packaging, with recycled material linked to used beverage cartons
【画像】Tetra Pak
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