
国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は11月21日、国連責任銀行原則(PRB)の署名機関に対し、新たな3つのガイダンスを発行した。PRBの実効性を高めるためのPRB改革の一環。
【参考】【国際】UNEP FI、「責任ある銀行」の青写真提示。4つの優先課題分野と7つのアクション(2024年10月4日)
PRBは10月、優先度の高い分野として4分野を特定し、2030年までに実現すべき銀行の在り方について示したガイダンスを発行。今回、PRBの原則を正しく実践するためのガイド「インプリメンテーション・ジャーニー」、報告テンプレート及び自己評価テンプレートの改訂、透明性ガイダンスの3つを作成した。
インプリメンテーション・ジャーニーでは、6原則毎に、銀行が実践すべき内容を定義。期待される一連の実務とプロセスの他、先進的な実践要素も紹介。補足的なトピックに関するガイダンス、ツール、リソースも掲載した。
テンプレートの改訂では、PRB発足した2019年以降の情勢の進化を踏まえ、PRB事務局に報告するための報告テンプレートや自己評価テンプレートを簡素化した。これにより、他の報告ルール等で企業が自主開示する内容を、報告テンプレートからは削除した。
それに伴い、3つの透明性ガイダンスでは、PRB原則6「透明性と情報開示」のレベルを確保するため、企業の報告書等で開示すべき内容をまとめた。
【参照ページ】UNEP FI Introduces Simplified Reporting, New Assurance Standards, Strengthens PRB Responsible Banking Journey
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