コーヒーチェーン世界大手米スターバックスの日本法人スターバックスコーヒージャパンは12月6日、店舗で提供している紙製ストローを、バイオマス由来かつ生分解性のプラスチックストローに転換すると発表した。
米スターバックスは2018年、世界28,000以上の店舗で使い捨てプラスチック製ストローの2020年までに廃止すると発表。それに伴い、日本の店舗でも、石油由来のプラスチック製のストロー全廃を進め、FSC認証取得の紙製ストローが、レギュラーサイズで2020年の1月から、太いストローでは2021年9月から順次導入されている。
【参考】【国際】米スターバックス、2020年までに世界全体で使い捨てプラスチック製ストロー廃止(2018年7月11日)
同社は今回、飲み心地と環境フットプリントの双方を両立させるため、バイオマス由来生分解性プラスチック製ストローへの転換を決めたと伝えた。素材はカネカの「Green Planet」を採用。2025年1月23日から、沖縄県内の全32店舗で、バイオマス度99%のレギュラーストローの提供を開始。同3月以降、全国の店舗でもレギュラーのストローを順次導入し、25年4月上旬をめどに、太いストローでも導入していく。
今回の施策では、バイオマス由来にしたことで、温室効果ガス排出量の削減を、生分解性にしたことで海洋プラスチック汚染問題の解決につなげる考え。
同社は、その他、FSC認証紙製カップへの切替えやバイオマス素材のカトラリー(お持ち帰り用)の導入、店内アイスビバレッジの樹脂製グラスでの再利用提供等も実施している。
【参照ページ】飲み心地の良さと、環境負荷低減を両立
【画像】スターバックスコーヒージャパン
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