
米農務省森林局は1月3日、アイダホ州バリー郡イエローパイン近郊の「スティブナイト金鉱プロジェクト」に関する最終許認可決定を発表した。同金鉱では電極や難燃剤等の原料となるアンチモンの採掘も計画されている。
同プロジェクトは、米ペルペチュア・リソーシーズが手掛けている。同プロジェクトの許可審査は8年に及び、ついに許可が下りた。2028年の操業開始を予定している。実現すると、米国の年間アンチモン需要の35%を供給し、年間45万オンスの金を生産することが見込まれている。
アンチモンに関しては、中国の商務部と税関総署が2024年8月、輸出管理法、対外貿易法、税関法の規定に基づき、国家安全保障の観点から、一部のアンチモンと超硬材料の関連品目に対して、輸出規制対象に追加。9月15日から省レベルの商務主管部門を通じて商務部の許可が必要となっており、実質的に輸出が禁止されている。今回の許認可決定には、重要鉱物の国内生産を促進する狙いがあるとみられている。
一方、同国のアイダホ自然保護連合(ICL)等の団体は、鉱山計画の重大な欠陥を指摘する130件の実質的な行政不服申立てを提出。承認された計画では、提起された水質や公衆衛生に関する懸念への対応が不十分であり、アイダホの環境や地域社会を鉱業の負の影響から保護することを目的とした最善の慣行に従っていないと主張している。
【参照ページ】Stibnite Gold Project EIS
【参照ページ】U.S. Forest Service advances high-risk Stibnite Gold Project without recommended protections
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