
伊藤園は3月19日、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と共同で、動物実験の代替実験法としてヒトiPS細胞やオルガノイドを活用した産学共同研究を開始したことを発表した。アニマルウェルフェア(動物福祉)の一環。
今回の発表は、2023年5月に同社が制定した伊藤園グループ動物実験方針が背景。同方針では、取り扱う全ての製品開発において動物実験は実施しない方針を掲げている。やむを得ず実施するケースは、「政府の法律や規制で義務付けられている場合」「製品の安全性に関する研究の場合」「医科学的研究の場合」かつ代替実験法がない場合。グループ内に設置した動物実験委員会での審査を経て、承認されたものだけが外部試験研究機関に委託して実施される。
今回の発表では、CiRAの技術を活用し、動物実験を実施せずに、お茶とその成分の有効性と安全性を検証する方法の開発を開始。具体的には、動物実験の代替実験法として、ヒトiPS細胞や試験管内で幹細胞を培養して作られる臓器を模倣したオルガノイドが活用できるかを検証、最終的に動物実験を完全に代替する新たな研究方法の確立を目指すとした。
【参照ページ】京都大学iPS細胞研究所との産学共同研究を開始
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