
IT世界大手独SAPは5月23日、AIを活用したESGレポート作成ツール「SAP Sustainability Control Tower」を、2025年後半に同社のビジネス管理ツール「SAP Business Data Cloud」にインテリジェント・アプリケーションとして統合すると発表した。サステナビリティ・データとビジネスオペレーションを単一のプラットフォーム上で管理できるようにする。
同社は今回、企業がサステナビリティに関する断片化されたデータを統合し、AIによって人間の専門知識を増幅することで、組織がサステナビリティへのコミットメントを競争優位に変えていくビジョンを構想。同社が注力しているAIとクラウドサービスのナレッジ資産を投入し、機能を大幅に強化する考え。
同社は、AIを活用したサステナビリティ関連ツールとして、SAP Sustainability Control Towerの他に、製品群の排出係数をライフサイクル評価データベースから推計する「SAP Sustainability Footprint Management」、ISCC PLUS認証のサプライヤー宣言書からデータを自動的に検証・抽出する「SAP Green Token」をリリースしている。
今回の発表では、さらに、環境・労働安全衛生に関する法定提出書類から重要データを抽出し、更新時等の書類を自動作成するツール「AI-assisted permit management」、会話型インターフェイスによるシームレスで直感的なインシデントレポート作成ツール「AI-assisted safety observation reporting」、リスク評価と職場の労働安全衛生リスク分析に基づき指示書を作成する「AI-assisted safety instruction generation」、法定書類等の作成ツール「AI-assisted compliance information processing」も8月にリリースする予定。
他にも、2025年中に、クラウド関連サービスとして、大気汚染物質、水、排水の構造化データ作成ツールや、SAP Sustainability Footprint Managementの搭載データ追加も予定している。さらに、ビジネスプロセス管理ツール「SAP Signavio Process Transformation Suite」でも、サステナビリティに関する業務を組み込んでいくことも計画している。
【参照ページ】A New Era of Sustainable Enterprise Management, Powered by Applications, Data, and AI
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