
ドイツのeFuel(合成燃料)生産INERATECは6月3日、ドイツのヘッセン州フランクフルト=ヘーヒストに、欧州最大のPower-to-Liquid(PtL)量産プラント「ERA ONE」が稼働を開始したと発表した。持続可能な航空燃料(SAF)、合成燃料、合成化学品(eChemicals)の量産は欧州初。
同プラントでは、フランクフルト=ヘーヒスト工業団地の廃棄物を再利用するバイオガス工場から二酸化炭素と、塩素製造の副産物として生成された水素を調達し、合成燃料原料を製造。ドロップイン型のSAFや合成燃料、化学産業向けの製品を生産する。
同プラントは、モジュール式で拡張可能。今後2030年までに増設し、年間生産量を数倍に拡大する計画。EUの航空燃料供給事業者に対し、合成燃料の含有率を定めたReFuelEU Aviation規則の遵守を支援する。同規則では、SAFの含有率を2030年に6%以上、合成燃料の含有率を1.2%以上にすることが義務付けられている。
【参考】【EU】改正再エネ指令とReFuelEU Aviation規則が成立。再エネ2030年に42.5%以上に(2023年10月15日)
同社への出資企業は、Piva Capital、HG Ventures、TDKベンチャーズ、Copec WIND Ventures、RockCreek、Emerald、Samsung Ventures、ENGIE New Ventures、Safran Corporate Ventures、本田技研工業等。
同プラントには、欧州投資銀行(EIB)が4,000万ユーロ(約66億円)、ブレイクスルー・エナジー・カタリストが3,000万ユーロ(約50億円)を出資。ドイツ政府の環境イノベーションプログラムからも補助金を受けている。ファイナンス総額は約7,000万ユーロに上る。
【参照ページ】INERATEC opens ERA ONE: Europe’s largest e-Fuel production plant goes into operation in Frankfurt
【画像】INERATEC
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