
紙パルプ世界大手米インターナショナル・ペーパーは5月21日、同社初の「TNFD報告書」を発行した。TNFDの林業・パルプ・紙セクターガイダンスも活用した。
同社は、GRIスタンダードに準拠したサステナビリティ報告書を作成し、2019年に定めた長期目標の進捗状況も開示してきた。同社は2024年、2025年からTNFD報告書を発行することを宣言しており、今回宣言通りにレポートを発行した形。
同報告書では、LEAPアプローチを採用し、自然資本への依存、インパクト、リスク、機会を分析。そのうえで、ガバナンス、戦略、リスクマネジメント、指標と目標を開示した。
同社の戦略や指標と目標については、2020年に発表した「ビジョン2030」がベースとなっており、今回新たに戦略や目標を設定したというよりは、すでに定めていた目標をTNFDの文脈で妥当性を説明した内容となっている。
ビジョン2030では、木質繊維のサステナビリティ調達率を100%にすることや、環境的に重要な森林地100万エーカーの保全・再生、工場での水原単位使用量を25%削減すること等を掲げている。
また同社は6月3日、持続可能なパッケージ(容器・包装)を生産するための新工場をユタ州ソルトレークシティに建設する計画も発表している。同社はすでにアイオワ州にも同様の工場を竣工させており、米国の東西に一つずつ持続可能なパッケージの工場が誕生することになる。
【参照ページ】2024 TNFD Report
【参照ページ】International Paper to Explore Building a New State-of-the-Art Sustainable Packaging Facility in Salt Lake City, Utah
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