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【日本】アサヒグループHD、ランサムウェア攻撃でシステム障害。事業に幅広い影響

 アサヒグループホールディングスは9月29日、サイバー攻撃によるシステム障害が発生したことを発表。緊急事態対策本部を立ち上げ調査を進めた結果、10月2日にはランサムウェアによる攻撃だったことも公表し、影響が広範に及んでいる。

 アサヒグループホールディングスは、マテリアリティの中で「サイバーセキュリティ」を重要課題として特定しておらず、統合報告書やサステナビリティ報告書でもサイバーセキュリティについて記述していなかった。

 今回のシステム障害は、日本国内に限られるものの、個人情報を含む重要データの保護を最優先とし、被害を最小限にとどめるために障害の発生したシステムを遮断。社外の方々からの電子メール受信ができない状況となり、国内グループ各社の受注・出荷を含めた各種業務に影響が生じている。顧客からの受注対応では、部分的に手作業で出荷を進めており、グループ各社は、10月6日週をめどに、電話受付を順次再開準備を進めている。

 復旧時期は、未定で、緊急対策本部と外部専門家が協力して対応している。情報漏洩の可能性を示す痕跡が確認されており、内容や範囲を調査中。さらなる被害の拡大を防ぐため、サイバー攻撃の詳細については、現段階では情報開示を控えている。2025年12月期業績に及ぼす影響は現在精査中。

 事業影響としては、受注・出荷システムが停止したことで、多くの工場で生産が実質的に停止した模様。小売や外食店舗では、同社製品の在庫切れや品薄の可能性や他社製品への切替検討が報じられている。アサヒ飲料とアサヒグループ食品は10月1日に予定していた新製品発表も延期。アサヒ飲料は10月12日に群馬工場で開催を予定していた「アサヒ飲料 工場フェスタ」も中止した。

 サンフォード・C・バーンスタインのアナリストであるユアン・マクリーシュ氏は、今回の事案により、1日につき第4四半期の国内売上の約0.8%、営業利益の約2.7%が失われる可能性があるとレポートしている。株価も9月29日から6.74%下落している。

【参照ページ】サイバー攻撃によるシステム障害発生について 【参照ページ】サイバー攻撃によるシステム障害発生について(第2報) 【参照ページ】新商品発売延期のお知らせ 【参照ページ】新商品発売延期のお知らせ 【参照ページ】「アサヒ飲料 工場フェスタ」 中止のお知らせ

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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