
化学世界大手オランダのアクゾノーベルは8月29日、ビスフェノール、スチレン、PFAS、ホルムアルデヒド不使用の飲料缶内層スプレーコーティング剤「Accelshield 300」を新たに開発したと発表した。
同製品は、すでに米食品医薬品局(FDA)からも認可を取得。ビスフェノールA(BPA)やビスフェノールF(BPF)等の意図的に添加を制限する現行や将来適用されるEU規制にも適合している。
【参考】【EU】欧州司法裁、ビスフェノールA訴訟でECHAの規制強化判断の支持確定。業界団体側、敗訴(2021年12月29日)
また同製品は、迅速に硬化するためエネルギー消費量を抑えることが可能。研究所と飲料メーカーによるテストでは、従来の製品よりも風味性能でも優れていることが確認された。量産でも既存の生産ラインにシームレスに統合できる利点がある。
同社はすでに、スチレンおよびビスフェノール不使用の内部コーティング剤「Accelshield 700」、ビスフェノール、スチレン、PFAS不使用のフリーの2ピースアルミ飲料缶用オーバープリントニス「Accelstyle 100」、「Accelstyle 200」も販売している。
【参照ページ】AkzoNobel gives beverage can industry a taste of things to come
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