
持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は2月17日、仏ゼネコン大手ヴァンシと共同で、人材採用企業と人材採用サービス会社の双方向けに外国人労働者の公正な採用活動を実施するための知識とリソースを獲得することを目的としたオンラインコース「Fair Recruitment Toolkit in Practice」の提供を開始したと発表した。
【参考】【国際】B4IG、公正な人材採用実務ガイダンス発行。外国人労働者の人権尊重(2023年9月13日)
同オンラインコースは、世界大手企業のサプライチェーン・インクルージョン・イニシアチブ「Business for Inclusive Growth(B4IG)」が2023年9月に発表した外国人労働者の公正な採用ガイダンス「Fair Recruitment Toolkit」を基に開発。国際労働機関(ILO)の公正採用原則、国際移住機関(IOM)のガイダンス、人権ビジネス研究所(IHRB)のダッカ原則に準拠した上で、企業のベストプラクティスを参考に14個の運用ツールを統合したものとなっている。
今回のオンラインコースの提供にあたり、WBCSDとヴァンシは2024年5月に、ドバイで対面式の公正な人材採用プロセスに関する企業向けのワークショップを実施。その結果を踏まえてeラーニング形式での提供を開始した。
国際労働機関(ILO)の国際移民労働者に関する統計では、2022年には世界の移民労働者数は約1.7億人となっており、WBCSD会員企業を含むサプライチェーンで働いている。移民労働者は受入国の労働力不足を補う一方で、斡旋手数料、強制労働、搾取等の人権リスクに直面している。
同オンラインコースに参加することで、公正な採用プロセスにおける6つの観点「方針及び手順」「倫理的な人材紹介企業の選定」「正確かつ透明性の高い情報の確保」「渡航管理」「苦情と是正」「人材募集費用の返済」について無料で学ぶことができる。
【参照ページ】New e-course empowers businesses to strengthen fair recruitment practices
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