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【国際】飢餓ホットスポット報告書、5カ国で極度飢餓リスク指摘。8カ国でも急速に悪化

 国連食糧農業計画(FAO)と世界食糧計画(WFP)は6月16日、半期に一度発行している「飢餓ホットスポット報告書」の最新版を発行した。今後数ヶ月間で、5カ国が極度の飢餓に直面し、飢餓や死亡のリスクが高まる可能性があると警告した。

 同報告書で極度の飢餓が指摘されたのは、スーダン、パレスチナ、南スーダン、ハイチ、マリ。これらの地域では、激化または継続する紛争、経済的ショック、自然災害により、地域コミュニティがすでに飢饉に直面しているとした。今後、食料へのアクセス不足や資金不足により飢餓リスクが深刻化していくという。

 さらにイエメン、コンゴ民主共和国、ミャンマー、ナイジェリア、ブルキナファソ、チャド、ソマリア、シリアの8カ国についても、急性的な食料不安が深刻に悪化する模様。

 定量的には、飢餓水準を示す「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」で、2025年5月時点で210万人がフェーズ3以上の状態に突入。そのうち極度の危機的状況を示すフェーズ5が47万人と推定した。南スーダンでは、人口の57%に相当する770万人がフェーズ3以上となる。

 一方、エチオピア、ケニア、レバノン、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、ニジェール、ザンビア、ジンバブエは、飢餓ホットスポットリストから削除された。東アフリカと南部アフリカ、ニジェールでは、食料生産に適した気候条件の改善と異常気象の減少により、食料安全保障のプレッシャーが緩和した。レバノンは、軍事作戦の激化レベルが低下したことが要因。但し、FAOとWFPは、再びショックが再発すれば、急速に悪化する可能性があるとみている。

 また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、難民と国内避難民に関する統計報告書「Global Trends」の2025年版を発行。2024年末時点で世界中で推定1億2,320万人が強制的に避難を余儀なくされており、前年比6%に相当する700万人が増加したと発表した。避難者の数は年々増えてきている。

(出所)UNHCR

【参照ページ】FAO and WFP early warning report reveals worsening hunger in 13 hotspots; five with immediate risk of starvation

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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