
米ドナルド・トランプ大統領は8月13日、戦略的医薬品有効成分備蓄(SAPIR)の対象となる必須医薬品を拡充し、国内サプライチェーンのレジリエンス強化を図る大統領令に署名した。
米保健福祉省食品医薬品局(FDA)は、第1期トランプ政権下の2020年10月に、必須医薬品、医療対策、重要原材料のリストを公表。その後、同省の準備対応担当次官補室(ASPR)は、必須医薬品の数を減らし、86種類を指定していた。米国では現在、処方薬の約4割が米国内で製造されているが、原料となる医薬品有効成分(API)については、体積単位で約10%しか国内製造できていない。
トランプ大統領は今回、第1期トランプ政権中に、APIの備蓄を目的とした戦略的医薬品有効成分備蓄(SAPIR)を設立したが、バイデン政権中には数十億米ドルの予算を投下したにもかかわらず、国内生産と調達が増加せず、SAPIRはほぼ空の状態のままと酷評した。
そこで今回の大統領令では、ASPRに対し、30日以内に、約26種類を「重要医薬品」に指定し、当該医薬品の原料となる医薬品有効成分(API)を6ヶ月分備蓄するよう指示。また可能な限り、国内製造のAPIを優先して調達するようにも指示した。
また、2022年に指定された86種類の必須医薬品リストについても更新版を作成し、当該医薬品に必要なAPIを6ヶ月分備蓄するよう指示した。こちらも同様に可能な限り、国内製造のAPIを優先して調達することを指示した。加えて、2か所目となる戦略的医薬品有効成分備蓄の倉庫の建設も検討するよう指示した。
【参照ページ】ENSURING AMERICAN PHARMACEUTICAL SUPPLY CHAIN RESILIENCE BY FILLING THE STRATEGIC ACTIVE PHARMACEUTICAL INGREDIENTS RESERVE
【参照ページ】Fact Sheet: President Donald J. Trump Ensures American Pharmaceutical Supply Chain Resilience by Filling the Strategic Active Pharmaceutical Ingredients Reserve
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