
LINEヤフーは11月6日、「Yahoo!ニュース」サービスにおいて、偽情報や差別表現などを禁じた「LINEヤフー 記事入稿ガイドライン」の内容をコンテンツパートナーに周知したことを公表した。
同社は1月、「LINEヤフー 記事入稿ガイドライン」を策定。5つの観点で入稿しないよう要請している。
- 正確性に欠けるもの(偽情報等を含む)。誤解を招く表現のあるもの
- 再配信等に該当するもの
- 人命を軽視するもの。自殺または自傷行為を誘発、助長するおそれのあるもの
- 犯罪を容認していると捉えられるおそれのあるもの。犯罪の手段等を必要以上に詳細に表現する等、犯罪を誘発、助長するおそれのあるもの
- 健康・医療情報において、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、医療法、医師法、健康増進法等の法令に抵触するもの、不適切な内容により健康被害等、ユーザーに不利益を及ぼすおそれのあるもの、または不正確、不十分な表現により信頼性に欠けるもの
- 記事の見出しにおいて、記事内容を誇張したり、不正確、不明確に表現したりして、ユーザーの興味を過度に引くもの、ユーザーに誤解を与え、ユーザーの期待や信用を裏切るおそれのあるもの
- 広告やPR、またはそうであると疑われかねないもの
- 記事ページの写真や画像等が極端に小さいもの、フォーマットに合っていないもの。図表や図解中の文字等が小さく判読できない、しづらいもの
- 本文を完結させずに、「続きを読む」を設置する等して外部への遷移を促しているもの
- AIを活用した記事について指定の作業を実施せず、ユーザーに誤解を与えかねないもの
- 前項までに規定するもののほか、法令に違反するもの、社会規範、公序良俗に反するもの、またはこれらを助長するおそれのあるもの(公平性を極端に欠くもの、過剰な性的表現、暴力的な表現等を含む)
同社は今回、ユーザー体験を損なう恐れのあるものなどを中心に多くのユーザーが不満・不快に感じる記事が現状あり、ガイドラインを厳格に適用していく必要が生じていると認識。一定期間のユーザーフィードバック件数と内容が基準を超えた場合に、当該媒体のタイムラインでの掲出量を減少させる措置をとると表明した。改善が見られたら掲出量抑制を解除する。
特に今回強調したのが、見出しと本文に乖離がある(いわゆる「釣り見出し」)記事。具体的には、一部発言の切り取りで関係のないものへの関与を匂わせたり、あたかも芸能人等がネガティブな物言いをしたかのように誤読させたりするものや、SNS等一部の声を切り取るなどして構成した記事で、政治家や芸能人などの尊厳、名誉を傷つける恐れのあるもの等を問題視した。
【参照ページ】ガイドライン遵守の改めてのお願いと、ユーザー体験を損なうコンテンツへの対応について
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