
EU主導の国際サステナブルファイナンス・プラットフォーム(IPSF)は11月14日、2025年の年次報告書を発行した。IPSFの年次活動報告の他、サステナブルファイナンス・タクソノミーの各国・地域版の比較、トランジションファイナンス、生物多様性の3つのテーマの検討状況も伝えた。
IPSFの現在の加盟国・地域は、EU、英国、スイス、カナダ、日本、中国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、インド、スリランカ、モロッコ、ケニア、ベニン、チリ、ノルウェー。
タクソノミーの国際比較では、タクソノミー・ワーキンググループが、比較可能性と相互運用性の向上を推進。2024年11月にEU、中国、シンガポールを対象とした多国間法域の共通基盤タクソノミー(M-CGT)が導入されたことを大きな成果としつつ、2025年には、DNSH(重大な害を及ぼさない)原則に関する課題ノートを作成。現行のアプローチの多様性を認識しつつ、管轄区域を横断したDNSHの実践に向けた実践的経験と技術的選択肢を抽出する作業を継続中。
【参考】【国際】IPSF、EU・中国・シンガポールの気候変動共通タクソノミーM-CGT発行。国際調和実現(2024年11月23日)
トランジションファイナンスでは、…
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