英銀行大手のHSBCは7月16日、同社の創立150周年を記念して新たに1.5億米ドル(約185億円)規模のコミュニティファンドを創設すると発表した。同ファンドの資金は2015年~2017年までの3年間で世界中のコミュニティ活動や慈善活動に充てられる。
2014年、HSBCでは5万人以上の従業員が慈善活動テーマに関する投票を行い、結果として「若年層支援と教育」「医療福祉と研究」「環境と野生動物」の3分野が同社の重点的な社会貢献活動領域として選定された。HSBCの各地域のマネジメントチームらは従業員らの投票に基づき140以上の慈善団体を慎重に選定した。
HSBC グループの会長を務めるDouglas Flint氏は「我々は、今回の1.5億米ドルのコミュニティファンドとともに150周年を迎えられることを嬉しく思う。企業として、我々は教育や、医療福祉、安全な水や衛生といった資源がレジリエントな地域社会には必要不可欠であり、それは同時に、経済や事業の繁栄にも繋がるものであると信じている」と語る。
同社は毎年世界全体で約1.1億米ドル(約140億円)をコミュニティ投資プログラムに投じているが、今回の1.5億米ドルはその予算に追加される形となる。HSBCはこれまで大小様々なNGOと提携し、教育、環境分野において社会貢献活動を展開してきた実績を持ち、世界中の従業員がプロボノとしてボランティア活動に参加している。
また、同社は2002年からはWWFとの提携により長江の保全活動を展開しているほか、国際NGOのSOS Children’s Village.との提携により世界62ヶ国で700以上のプロジェクトに取り組み、90万人以上の若年層を支援している。
【参照リリース】HSBC’s USD150 million community fund
【企業サイト】HSBC
(※写真提供:Northfoto / Shutterstock.com)
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