世界の航空20社は11月10日、気候変動緩和のため、電動、水素駆動、ハイブリッド航空機の新技術を活用を進めることにコミットした。特に、短距離フライトで優先的に新技術の導入を進める。
今回の宣言に署名したのは、世界経済フォーラム(WEF)の「ターゲット・トゥルー・ゼロ」に加盟している航空会社20社。具体的には、イージージェット、アラスカ航空、ニュージーランド航空、アイスランド航空、サザン・エアウェイズ・エクスプレス、ローガンエアー、サウンズ・エア、レイバンアラスカ航空、モクレレ航空、エア・ノストラム、ブレインズ・リージョナル・エアラインズ、ASLアビエーション・ホールディングス、ワルチング・マチルダ・アビエーション、Iskwew Air、エアロ、アメリア、フィニスター、サーフ・エア・モビリティ、ビバ・エアロバス、Xウィング。
加盟している20社は、800機以上の航空機を運航。年間180万回のフライトで、旅客数も1億7700万人以上。
今回のコミットメントでは、まず、2030年以降に導入する750km以下の路線運航航空機の30%では、電動、水素駆動、ハイブリッド航空機を採用する。次に、将来の技術開発のため、技術的にも経済的にも実現可能になった時点で、航続距離の長い航空機のカーボンニュートラル化も進める。また、各国政府への政策アドボカシーでも連携する。
【参照ページ】20 Airlines Commit to Use New Technologies to Minimize Climate Impact