デンマーク電力大手オーステッドは8月10日、全サプライヤーの使用電力を2025年までに100%再生可能エネルギーに転換する目標を発表した。エネルギー企業として世界初。
同社は、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から、カーボンニュートラル目標基準「ネットゼロ・スタンダード」の承認も得ている。
【参考】【国際】SBTi、事業会社向けカーボンニュートラル目標認定「ネットゼロ・スタンダード」発表。早速7社承認(2021年10月28日)
同社はすでに、スコープ1、スコープ2での二酸化炭素排出量を2006年比87%削減済み。2025年までに自社事業でのカーボンニュートラルを達成する見込み。スコープ3では、2020年に二酸化炭素排出量削減プログラムを発足し、総調達額60%以上を占める主要サプライヤーを対象に、二酸化炭素排出量削減を進めてきた。同プログラム開始から2年間で、大半のサプライヤーが100%再生可能エネルギー電力への転換を達成したことで、今回全サプライヤーへ対象拡大するに至った。
【参照ページ】Ørsted extends its 100% renewable electricity target to all suppliers
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