農薬・化学肥料世界大手米コルテバ・アグリサイエンスと化学世界大手独BASFは8月30日、除草剤耐性大豆と除草剤の共同開発に合意したと発表した。 2030年代初頭に、まず北米農家向けに販売開始予定。その後他地域にも拡大していく。
両社は6月29日、線虫抵抗性大豆(NRS)形質を持つ次世代大豆「Enlist E3」の開発でライセンス契約の締結を発表済み。今回さらに除草剤耐性でも協働を進める形。
【参考】【北米】コルテバ、MSテクノロジーズ、BASF、線虫抵抗性GMO大豆を共同開発へ。打開策なるか(2022年7月16日)
BASFは、除草剤耐性を持つ独自のPPO(ポリフェノール酸化酵素)遺伝子のライセンスをコルテバに供与。ゲノム編集の技術を活用し、新たな除草剤耐性形質スタックの開発を行う。同スタックでは、BASFの「Liberty」、コルテバの「Enlist」等を含む既存の除草剤や、各種グリホサート除草溶液への耐性と作物安全性を実証する。
ゲノム編集に対しては、遺伝子組換え作物(GMO)と同種と扱い忌避する意見と、GMOとの違いを強調し積極的に受け入れる意見に分かれている。
【参照ページ】Corteva Agriscience and BASF collaborate to deliver the future of weed control to soybean farmers
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