
EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会とEU下院の役割を担う欧州議会は5月2日、工芸品及び工業製品の地理的表示(GI)を可能にするEU規則の制定で政治的合意に達した。今後、双方での立法手続きに入る。
現在のEU規則では、ワイン、スピリッツ、食品、農産物等では、特定のGI保護規則を定めているが、工芸品や工業製品は対象外。そこで、欧州委員会は2020年11月に「知的財産アクションプラン」の中で、工芸品や工業製品でのGI表示に関する規則制定方針を掲げ、2022年4月にEU規則案を発表していた。実現すると、ボヘミアンガラス、リモージュ磁器、ゾーリンゲン食器等のGI表示が可能になる。
EUは2019年11月、世界知的財産機関(WIPO)の「原産地名称の保護及び国際登録に関するリスボン協定」の原産地名称及び地理的表示に関するリスボン協定に加盟。農作物と非農作物の双方でGI保護の対象とすることにコミットしている。
【参照ページ】Council and Parliament strike provisional deal to protect geographical indications for craft and industrial products
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