S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは9月14日、2015年度のダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(以下、DJSI)を公表した。DJSIは1999年から開始された世界で最初のグローバル・サステナビリティ・ベンチマークで、現在では16か国の投資家や資産運用マネジャーに使用されている最も有名なSRI指数の一つだ。
DJSIの構成銘柄は標準のダウ・ジョーンズ・インデックスから選別されており、経済・環境・社会という3分野にわたるサステナビリティ評価基準を基に企業を格付している。評価の見直しは年に1度行われる。今年のDJSIワールドは全世界の大手企業2500社の中から317社が選定され、日本からは20社が選定された。また、DJSIアジア・パシフィックには日本から62社が選定されている。
DJSIワールドの大きな動きとしては、米銀行大手のバンク・オブ・アメリカ、スペイン通信大手のテレフォニカ、鉱業世界最大手のBHBビリトンが新たに加わり、米シスコ・システムズ、米ペプシコ、カナダロイヤル銀行が外れた。
全体の傾向を業界別に見ると、昨年と比較してスコアの改善が最も目立ったのは電子機器・部品(+23.45%)、輸送・輸送インフラ(+18.16%)、住宅建設(+15.3%)の3業界で、逆に最も改善が見られなかったのは、ライフサイエンス機器・サービス(-7.71%)、パーソナル製品(-6.73%)、石油・ガス(-5.95%)だった。
また、基準別にみると、最も取り組みが進んでいるのは倫理規定・コンプライアンス・収賄と汚職、コーポレートガバナンス、環境方針・マネジメントシステムで、逆に取り組みが最も遅れているのは事業の環境効率、人的資本開発、コーポレートシチズンシップ・慈善事業となった。
DJSI2015の詳細は下記からダウンロード可能。
【レポートダウンロード】Dow Jones Sustainability Indices
【参照リリース】Results Announced for 2015 Dow Jones Sustainability Indices Review
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