Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【インド】米国のBコーポレーション、インド企業のCSRを支援 2015/05/01 最新ニュース

shutterstock_223098028

 大企業のCSR投資が義務化されたインドでは、CSRコンサルティング市場の裾野が広がりつつある。新たに生まれつつある市場にいち早く乗り出しているのが、米国ワシントンに本拠を置く会計・ITコンサルティング会社、Raffaだ。同社はB-Corp認証も受けている米国トップ100に入るコンサルティング会社で、現在インドの大企業らによる数十億ドル規模のCSR投資を支援している。

 インド政府は2013年に8100万米ドルの自己資本または純利益が80万米ドルを超える企業に対し、少なくとも純利益の2%を社会貢献活動に投資するという法律を可決した。そのため、対象となるインドの大企業らはCSRの戦略立案から実行、報告にいたるまで多くの対応を迫られており、結果としてCSRに関する専門的な知見を持つコンサルティング会社の需要が増しているのだ。

 RaffaのCEOを務めるTom Raffa氏は「年間20億米ドル以上にも及ぶ企業からの寄付は、インドのNGOコミュニティを変えるだろう。インド企業は常にコミュニティに貢献してきたが、この法改正はビジネスオーナーや経営陣に対し、どのようなインパクトを出したいのか、コミュニティと自社ブランドの双方に最良の影響をもたらすためにはどのように投資をするべきか、について再考する機会を与えてくれる」と語る。

 Raffa氏は現在、インドのバンガロールに本拠を置くCSRコンサルティング会社、Vardaan社のパートナーとしてインド企業を支援している。”Vardaan”は「幸運の提供者」を意味し、同社は現在CSR投資に取り組むインド企業らの主要なパートナーとして財務、会社法、経営管理、CSRに関する幅広いナレッジやアドバイスを提供しているほか、NPOに対するキャパシティビルディングの支援も行っている。

 Raffa氏は「慈善活動は、企業は社会における役割を果たすべきだという消費者からの高まる期待に答えるための効果的なツールとなりうる。しかし、全ての企業がそのツールを本来あるべき形で活用できているわけではなく、慈善活動にはただ単にチャリティのために小切手を切る以上の価値があるということを学べていない」と現状の課題を指摘する。

 他国に先立ち先進的な法規制を可決したことで、インドはアジアのCSRを代表する一大市場となりつつある。

【リリース原文】U.S. Entrepreneur Helps Businesses in India Do More with Corporate Social Responsibility Investments
【企業サイト】Raffa
【企業サイト】Vardaan

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る