【国際】IKEA Foundation、UNHCRと協働して画期的な難民シェルターを開発 2015/05/04 最新ニュース

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 家具大手のIEKAが、自社の強みを活かしたユニークなCSR活動を展開している。IKEA Foundationは3月、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)との協働により、世界中の難民の人々のためのより安全で耐久性の高い革新的なシェルターを開発したと発表した。UNHCRはこの新たなシェルターをIKEA Foundationが設立したNPOが運営する社会的企業のBette Shelterに既に1万台発注済みだという。

 Better Shelterの目的は、安全で機能的な難民シェルターの提供により天然災害や武装紛争、迫害から避難している世界の数百万人の難民の尊厳と安全確保に貢献することだ。今回のIKEA FoundationとUNHCRとのユニークな協働は、難民の人々のニーズを開発工程の中心に据え、難民のためにデザインするという革新的な手法をもたらした。

 同シェルターのプロトタイプはイラクとエチオピアの難民40世帯でテストされ、その経験を基に改善が重ねられた。健康や快適さはもちろん、輸送量や重量、価格、安全性など難民の特殊なニーズに合わせて設計された仮設シェルターで、特別な道具なくその場で組み立てることが可能となっている。また、夜間に光を提供するためのソーラーパネルとランプも搭載している。寿命は3年とのことだ。今年の夏から納品開始予定で、難民キャンプで暮らす数多くの人々に提供される。

 Better Shelterで事業開発責任者を務めるJohan Karlsson氏は「Better Shelterは2015年、UNHCRに1万台を納品し、世界中の難民キャンプで提供される予定だが、これはほんの始まりに過ぎない。我々は難民生活を強いられた多くの人々の利益をもたらすBetter Shelterやその他のソリューションの開発に継続して取り組んでいくつもりだ。イノベーションは我々の最大の原動力だ」と語った。

 組み立て式家具のノウハウを活かし、難民キャンプで暮らす人々に安全で快適なシェルターを提供するというIKEAの取り組みは、本業の強みを社会貢献に活かした優れたCSR事例だと言える。このシェルターにより多くの人々の命が救われることを期待したい。

【参照リリース】Better Shelter, IKEA Foundation and UNHCR ready to improve life for thousands of refugee families
【団体サイト】IKEA Foundation
【参考サイト】Better Shelter

(※Aekkaphob / Shutterstock.com

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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