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【アメリカ】自然を感じるオフィスは従業員の生産性や満足度に好影響。Interface調査。

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 サステナビリティ先進企業として知られるカーペット大手のInterface社が運営するThe Human Spacesは3月31日、自然を感じられるオフィス環境で働く人の方が、そうでない人に比べ、幸福度が15%、生産性が6%、創造性が15%高い、という調査結果を発表した。この調査は、16カ国のオフィスで働く7,600人を対象に、物理的なオフィス環境が人の幸福度に与える影響について調べたものだ。

 同調査によれば、33%の人々が「オフィス環境はそこで働くかどうかを決める際の意思決定に明らかに影響している」と回答しており、さらに職場に自然光や自然を感じる要素があるかないかが従業員のストレスレベルに関連していることが分かった。一方で、現実には47%の人々は「オフィス環境に自然光がない」、また58%の人々が「オフィス環境に植物が置かれていない」と回答しており、理想と現実とのギャップが明らかになった形だ。

 組織心理学専門のCary Cooper教授はこの調査について、「『バイオフィリックデザイン』と呼ばれる、自然を活かしたデザインの有用性が急速に実証されつつある。オフィス環境が勤務先を決める上での重要項目だと考える人が3割もいる一方で、半数もの人が自然光の入らない環境で働いている。この現状とのギャップを考えると、オフィス環境は人が働く上でいかに重要な要素であるかが分かる。この調査は、オフィス環境と従業員が挙げる成果の関連性を示しただけでなく、都市化の結果として生じた自然からの乖離という現代社会が抱える問題解決に向けてのヒントにもなったといえる」とコメントしている。

 最近では環境対策の一環としてオフィスのグリーン化を進める企業なども増えてきているが、そうしたオフィス環境の中に自然を取り込む施策は環境面だけではなく従業員の幸福度や生産性向上、採用活動に対しても利益をもたらす取り組みであることが分かる。レポートは下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】Human Spaces Global Report
【リリース原文】Global study connects levels of employee productivity and well-being to office design
【団体サイト】The Human Spaces

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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