シンガポールに拠点を置くニュース専門テレビ局、チャンネル・ニュース・アジアは10月7日、アジアCSRコンサルティング最大手のCSRアジアおよびESG格付大手のサステナリティクスと共に、今年で2度目となる2015年度の「アジアで最も持続可能な企業100社」チャンネル・ニュース・アジア・サステナブル・ランキングを公表した。同ランキング結果は同日インドネシアのクアラルンプールで開催されたCSRアジアサミットの中で公表された。
「アジアで最も持続可能な企業100社」チャンネル・ニュース・アジア・サステナブル・ランキングは、サステナリティクスが提供する幅広いESG指標をもとに優れたサステナビリティ活動を展開しているアジア企業トップ100社を格付するものだ。投資家や消費者に対して企業のサステナビリティ活動に関する知見を提供し、アジアでビジネスを展開する企業のベンチマークとなることを目的としている。
初公表となった昨年は中国、香港、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイの企業だけが対象だったが、2015年度から日本企業も対象に加わった。
今年度のトップに輝いたのはインドIT大手のウィプロだ。CSO(最高サステナビリティ責任者)のリーダーシップと詳細なサステナビリティ戦略により優れたコーポレートガバナンスとESG慣行を実践している点が高く評価された。
2位は台湾の半導体大手の、UMC(聯華電子)で、強固な水資源リスク管理が評価された。3位はインドIT大手のテックマヒンドラで、特に若年層へのテクノロジーや経営分野の教育、障がい者への就業促進活動などが高く評価された。
4位から10位までは順に、タタコンサルタンシー・サービシズ(インド・IT)、インフォシス(インド・IT)、6. シティ・デベロップメンツ(シンガポール・不動産)、ユニリーバ・インドネシア(インドネシア・消費財)、ライトン・テクノロジー(台湾・電子機器)、TSMC(台湾・半導体)、エスオイル(韓国・エネルギー)となっている。インドのIT産業と台湾の製造半導体ファウンドリ産業が上位を独占する形となった。
日本企業からはNEC(14位)、アンリツ(21位)、花王(26位)、コニカミノルタ(27位)、東芝テック(31位)、凸版印刷(36位)、沖電気(41位)、富士通(43位)、テイ・エス テック(45位)が50位以内にランクインしている。トップ100には32社がランクインした。
【ランキング】Channel News Asia Sustainability Ranking
【参照リリース】Channel News Asia announces top performing Asian companies in its 2015 Sustainability Ranking
【企業サイト】Channel News Asia
【参考サイト】CSR Asia
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