米ロックフェラー財団は2月23日、「地球の健全さに関する経済会議(Rockefeller Foundation Economic Council on Planetary Health)」を英オックスフォード大学マーティンスクール内に設置したと発表した。オックスフォード大学マーティンスクールは、同大学の中でサステナビリティに関する研究を行う部門。同会議は、経済や環境、医療に関する専門家を委員として招集し、今後1年半かけて自然環境保全が人類の健康に資するという経済的なデータ分析を行い、政府関係者や世界のリーダーたちに対して環境保護を訴えていく。
環境悪化が健康に悪影響を与えている例として、大気汚染が挙げられる。世界保健機関(WHO)によるち、化石燃料の不完全燃焼による有害ガスにより、世界で約430万人が死亡している。
会議委員には9人が選ばれた。
- スコット・バレット(コロンビア大学国際公共政策大学院教授)
- グロ・ハーレム・ブルントラント(元ノルウェー首相、WHO事務局長)
- ルイサ・ディオゴ(元モザンビーク首相)
- クリスティーナ・フィゲレス(元国連気候変動枠組条約局長)
- アンドリュー・ヘインズ卿(元ロンドン衛生熱帯医学大学院理事、ロックフェラー財団・ランセット委員会会長)
- ジェイコブ・ルー(元米国財務長官)
- カルロス・ノブレ(元ブラジル科学技術イノベーション省R&D政策セクレタリー)
- ニコラス・スターン男爵(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授)
- マーク・ターセク(The Nature Conservancy CEO)
【参照ページ】The Rockefeller Foundation Launches Economic Council Focused on Planetary Health
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら