【イギリス】ユニリーバ、「Sustainable Living Plan」の進捗を発表。業績に大きく貢献 2017/06/01 最新ニュース

 消費財世界大手ユニリーバは5月18日、2011年から開始している同社のサステナビリティ戦略「Sustainable Living Plan」の実施状況を発表した。同社の業績はこの「Sustainable Living Plan」によって向上していると成果を示した。

  • Sustainable Livingの下で展開されているブランドは、その他のブランドより50%早く成長
  • 2016年の同社の成長の60%が、Sustainable Livingブランドに起因。2015年の46%より拡大
  • 同社のトップ40ブランドのうち、Sustainable Livingブランドが18を占め、2015年の12から上昇
  • Sustainable Livingブランドに対する消費者需要はさらに上昇

【参考】【食品・消費財】組織変革に寄与するサステナビリティ 〜ユニリーバに学ぶ長期成長戦略とは〜(2015年7月29日)

 ユニリーバには、「Sustainable Living Plan」戦略のもとで推進されているブランドとして、 Lifebuoy(ライフブイ)、ベン・アンド・ジェリーズ、ダヴ、ヘルマンなどがある。これらのブランドは、「Sustainable Living Plan」を開始した2011年以来、一桁台後半から二桁の高い成長率を維持している。Sustainable Livingブランドには他にも、アックス、Brooke Bond、Surfなどがある。最近では、Surfブランドの一部であるSunlightブランドも新たにSustainable Livingブランドのリストに加わった。Sunlightは南アフリカで販売されている手洗洗剤ブランドで、SmartFoamと呼ばれる技術を用いた流し落としやすい泡が特徴。南アフリカでは現在も洗濯は手洗いで行われることが多く、流し落としやすい泡は、主に洗濯を担う女性の時間を節約するだけでなく、節水にも大きな役割を果たす。Sunlightブランドは、2016年だけでマーケットシェアを2.6%伸ばしている。

 ユニリーバは、ブランドのサステナビリティへのコミットメントが、イノベーション、安定的なサプライチェーン、低コスト、ブランドへの信頼につながると捉えてる。例えば、同社は工場での製造をより環境に配慮した方法に改善することで2008年以来7億ユーロのコスト削減に成功。さらに、生産オペレーションに用いる電力の再生可能エネルギー割合を31.6%に高め、また調達する農産物の50%以上をサステナブルなものに転換することで事業リスクを減らしている。

 同社の調査によれば、33%の消費者が商品購入の際にブランドのサステナビリティへの取組を重視し、また21%の消費者が今後そのような観点を取り入る考えを示している。これまで浸透が進まなかった消費者マインドにおいても、サステナビリティへの関心が高まってきている。

【参照ページ】Unilever’s Sustainable Living brands continue to drive higher rates of growth

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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