【スイス】スイス再保険、今年始めからESGインテグレーションを開始したと公表 2017/07/20 最新ニュース

 再保険世界大手スイス再保険は7月6日、2017年始めから投資プロセスにおいてESGを考慮する「ESGインテグレーション」を開始していることを公表した。背景には、ESG投資は経済合理性があり、とりわけ長期投資家にとってのダウンサイドリスクを提言させる効果があると話している。

 スイス再保険は、ESGインテグレーションを実施するにあたり、株式アセットクラスではMSCI ESGインデックス・ファミリーを、債券アセットクラスではBloomberg Barclays MSCI Corporate Sustainabilityインデックス・ファミリーを採用している。

 同社は、ESG投資についての考え方を示すレポート「Responsible Investments – shaping the future of investing」も同時に発表。グリーンボンド、グリーンビルディングや再生可能エネルギー等にも積極的に投資をしていく一方、エネルギー用の石炭である一般炭からの売上が30%以上の企業及び石炭火力発電割合が30%以上の電力事業者への投資を行わないことも明らかにした。さらに、防衛、石油ガス、資源採掘、ダム、動物実験、森林、紙パルプ、パーム油、核兵器拡散などの業種に対してはガイドラインを設け、それに抵触する場合にも投資を行わない。

 同社はまたレポートの中で、ESG投資の課題として、ESGインテグレーション手法の業界標準の欠如、一貫性のある企業情報開示の欠如、財務分析におけるESG要素の軽視、ESG投資商品の市場規模の小ささなどを挙げ、業界を挙げて改善していくことが重要との見方を示した。

【参照ページ】Swiss Re among first in the re/insurance industry to integrate ESG benchmarks into its investment decisions
【レポート】Responsible investments Shaping the future of investing

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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