【イギリス】ブルームバーグ、新欧州本社社屋が英グリーンビルディング評価機関から過去最高の評価 2017/10/09 最新ニュース

 金融情報世界大手米ブルームバーグは10月2日、ロンドン市内に完成間近の新欧州本社社屋が、英国グリーンビルディング評価機関のBREEAMから設計面で過去最高の98.5%スコアを獲得し、最高位「Outsranding」を取得した。同社屋は今年10月24日に完成予定。広さ約12,950m2で、ロンドン中心部のイングランド銀行とセント・ポール寺院と間に位置する。

 同社の世界中のオフィス33ヶ所はすでにBREEAMや米国グリーンビルディング評価機関のLEEDや認証を取得しており、今回の新欧州本社社屋の完成により、同社全世界従業員19,000名のうち約70%がグリーンビルディングに入居することになる。

 新欧州本社社屋は、環境面では、電力、照明、水循環、換気システムの効率向上を上げ、水消費量を73%、エネルギー消費量とそれによる二酸化炭素排出量を35%削減することに成功した。外壁設計でも外気との空気循環に大きく配慮する設計がなされ、自然光の差し込む吹き抜け空間も採り入れられた。また、社会面でもスパイラル型の通り抜け通路により社員のコミュニケーションを活性化するデザインが採用された。

  • 天井パネルは、耐熱、冷却、照明、音響機能を有するオーダーメイドの天井パネルを採用。合計50万個のLED証明が取り付けられ、従来の蛍光灯を使用した場合に比べて40%のエネルギー消費量を削減
  • 水消費効率では、雨水や冷却塔のブロー水、シャワー等からの雑排水をトイレ用水としてリサイクル。オリンピックのプール10個分に相当する年間2500万リットルの水消費量を削減
  • 喚起面では、社屋周辺の天気に合わせてファサードが開閉し、建物が自然に「呼吸」することで効率的に快適な空気環境を実現。冷房使用量を削減
  • 空調にも、スマート二酸化炭素排出量コントール機能を搭載。室内の人の配置によって効率よく空気の流れを調整させる。これにより年間600から750MWhのエネルギー、300tの二酸化炭素排出量を削減
  • 施設内コージェネレーションシステムも導入。余熱を冷暖房に再利用し、年間500から750tの二酸化炭素排出量を削減

 同社は、2010年からロンドンで埋立廃棄物排出量ゼロを目指して活動しており、ごみの大半をリサイクル、コンポスト、またはエネルギー源に用いてきた。この取組は新社屋でも続けられる予定で、埋立廃棄物割合を現状25%から2025年までに10%にまで減らす。

 また社会面では、従業員の健康に配慮し、ジム設備も充実。複数の宗教に配慮した礼拝室や母親のための部屋も完備されている。

【参照ページ】Bloomberg’s New European Headquarters Rated World’s Most Sustainable Office Building

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