トムソン・ロイター財団は11月15日、サプライチェーン上の強制労働撲滅を世界的にリードした企業を表彰する賞「Stop Slavery Award」の2017年受賞企業を発表した。同表彰制度は昨年第1回が行われ、今年は2回目。
今年の受賞企業は、アディダス、C&A、英Co-op、インテルの4社。とりわけアディダスは「傑出賞(Outstanding Achiever)」も受賞した。また、警備人材派遣FSI Worldwideが進めた公正で倫理的な採用に対し賞状を授与した。
同賞の選考プロセスは、まず、トムソン・ロイター財団が大手弁護士事務所ベーカー&マッケンジー法律事務所と共同で開発した質問票に応えた企業のみを選考対象となる。質問表には記載されている内容は、企業のコミットメント、報告、パフォーマンス管理、エンゲージメント、リスクアセスメント、調査、改善等。回答した内容は第三者機関であるUplift Worldwideが各項目を1から10までの10段階で評価し、受賞候補企業を選出する。次に、受賞候補企業は、外部審査員により審議され、最終的に受賞企業が選出される。
アディダスは、強制労働撲滅に向けた透明性、調達基準、実践度合いが高く評価された。C&AとCo-opも英国現代奴隷法等の法規制基準より高い基準で事業を運営していることが評価された。またインテルは強制労働の撲滅に向け自社のIT分析力や人工知能(AI)を活用したイニシアチブを展開していることが評価された。
【参照ページ】adidas, Co-op, Intel and C&A win Stop Slavery Award
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