グリーンボンド・ガイドライン策定の国際NGOのCBI(気候債券イニシアチブ)は12月22日、グリーンボンド基準「Climate Bonds Standard(CBS)」第3版の原案を公表し、パブリックコメントの募集を開始した。募集締切は2018年2月末。第3版は2018年3月開催の「Climate Bonds Annual Conference」の前日に発表される予定。
現行の第2.1版は2017年1月に発表。グリーンボンドの認証対象を債券以外の負債性資本調達手段にも拡大し、複数回発行のグリーンボンドの認証プロセスに対し「プログラム認証」制度を設けた。プログラム認証制度は、市場関係者から好評を得ているという。
【参考】【国際】気候債券イニシアチブ(CBI)、グリーンボンド基準(CBS)を改訂し第2.1版を発行(2017年2月7日)
今回原案が好評された第3版は、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)2017年改定版を基に、文書の構成を再編成した。また、曖昧な箇所の文言や語彙も見直され、とりわけ情報開示要件の明確化が強く意識されたものになっている。さらに、調達資金の適格使途への配分期限を当該ボンド発行後2年以上に行うオプションも用意した。
【参照ページ】Public consultation opens for new V3.0 of the Climate Bonds Standard - Next iteration of the overarching multi-sector Standard available for review now!
【原案】Climate Bonds Standard Version 3.0
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